ランドセルを選ぶとき、ちょっと気になる「半かぶせ」タイプ。 個性的でおしゃれなデザインに惹かれる方も多いのではないでしょうか。 しかし、一般的な全かぶせタイプとどう違うのか分からず、判断しにくいという声も。 半かぶせランドセルを候補に入れるか迷われている方に、メリットとデメリットをご説明します。
目次
半かぶせランドセルってどんなランドセル?
「半かぶせランドセル」は、全かぶせのように前面すべてを覆うのではなく、2/3程度を覆うタイプのランドセルです。 半かぶせランドセルは、前面に金具がついていて、全かぶせタイプよりも軽いことが特徴です。 最近では軽量のランドセルを求める声もあり、各メーカー&工房では、半かぶせランドセルのラインナップが増えてきました。 個性的な見た目に加え、全かぶせよりも軽い「半かぶせランドセル」ですが、実際の使い勝手や注意点など、気になりますよね。 では早速、メリット・デメリットを見てみましょう。
気になる半かぶせランドセルのメリット・デメリット
半かぶせランドセルのメリット
①荷物が出し入れしやすい
全かぶせランドセルの場合、教科書などを出し入れする際には、一旦ランドセルをヨコにして底部のロックを開かなければなりません。 一方「半かぶせランドセル」なら、金具が前面についているので、タテにしたまま出し入れが可能です! 背負ったまま開閉できるので、「家を出る直前に忘れ物!」というアクシデントがあっても、親御さんがすぐに入れてあげられるので忙しい朝も大助かりです。
②ランドセルを探しやすい
クラスメイトと同じタイプ・同じ色で重なることが少ない「半かぶせランドセル」。自分のランドセルが見分けやすく、すぐに探せることも利点です。
③個性的でおしゃれ
半かぶせランドセルは、とにかくおしゃれ感いっぱい。周りからも「かわいい!」と目を惹かれることが多いようです。他のお友達と違ったタイプがほしいという個性派のお子様にとっては、小学校生活に欠かせないアイテムの一つになりそうですね。
④今年は軽量重視で再ブームも?
半かぶせは一度、10年以上前に流行しました。その後需要が減ったものの、ここ数年で少しずつ人気が復活しているようです。理由として、収納面など機能性がアップして使いやすくなったことはもちろん、なにより全かぶせランドセルよりも軽いことが挙げられます。専用のカバーなど半かぶせ対応グッズが増えたことで、雨や汚れを防ぐことができ、ランドセルのお手入れもしやすくなっています。
半かぶせランドセルのデメリット
①誰かに開けられてしまう可能性がある
背負ったままでも開けられるメリットがある一方、自分の意図しない時に誰かに開けられてしまう可能性があります。 「歩くときはおしゃべりに夢中になりすぎない」「大通りや人目につく場所を利用する」「お友達と一緒に登下校する」など、登下校時の注意点をお子さんと話し合っておくことが大切です。
②ヨコ型はロッカーに入らない場合も
半かぶせランドセルにはヨコ型とタテ型があり、ヨコ型だとロッカーに入らなかったり、入りにくかったする可能性があります。ヨコ型タイプが気になっているのなら、通う予定の学校に確認するのも良いかもしれませんね。 タテ型であれば大抵の場合、問題ないようです。
③交通安全用カバーが付けにくい
小学校1年生の時に交通安全用カバーをランドセルに付けることが必須の学校もあるようです。 ほとんどが全かぶせタイプ用なので、カットしたり、折り曲げるなどの対応が必要となります。あらかじめ学校側に確認することをおすすめします。 昨今は、半かぶせ仕様のプロテクションカバーが販売されているので、その透明カバーの内側に交通安全カバーを挟み込むという手もあります。
半かぶせランドセルを扱う人気のメーカーはここ!
1 カザマの「カジュアル」「カジュアル ワイド」
大人でも使えそうな、クラシカルな欧米風デザインがおしゃれな半かぶせランドセル。 珍しい「横型半かぶせタイプ」もあり、他ではお目にかかれない個性的なフォルムは、「オンリーワンのランドセルがほしい!」というお子様におすすめです。 重さは「カジュアル」約1,080g、「カジュアルワイド」約1,000g。カラーはキャメル・ベージュ・ショコラ、ライトラベンダー・ミントクリーム・さくらの6色です。 カザマ公式HPはこちら>>
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2 池田屋の「ルーチェ」
「ルーチェ」シリーズは防水牛革と防水クラリーノの2種類があります。 牛革がお好きな方は「防水牛革」のルーチェ。軽く感じる背負い心地にこだわり、防水牛革半かぶせタイプは1,250g前後まで軽量化しました。 さらに軽さを求めている方は「防水クラリーノ」のルーチェがおすすめです。重さは1070g前後と、牛革よりも180gほど軽いです。 A4フラットファイルサイズで収納力が大きく、使い勝手もよいと口コミ評価も上々です。カラーは、クラリーノはミント・ミルク・ラベンダー・キャメルの4色、牛革はミント・ミルク・ラベンダー・キャメル・クロ・アンティークワイン・サファイアブルー・アッシュグレーの8色。 池田屋公式HPはこちら>>
防水牛革ルーチェ
防水クラリーノルーチェ
防水牛革ルーチェ
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3 ララちゃんの「Ribbon」
ララちゃんの半かぶせランドセルは、なんといっても飾りリボンが特徴。愛らしいワンポイントリボンと内装のタータンチェックが魅力のモデルです。 カラーは、メルティローズ、スカイグリーン、アプリコット、ボルドー、チャコール、マリーゴールドの全6種類。 購入特典として、透明のランドセルカバーをプレゼントしているのも、うれしいポイントですね。成長に合わせて交換できるマジかるベルトの口コミも高評価なので、合わせてチェックしてみてください。 ララちゃん公式HPはこちら>>
4 キッズアミの「キッズノア トール」「キッズノア ショート」
キッズアミの半かぶせランドセルは縦型の「キッズノア トール」と横型の「キッズノア ショート」の2種類。全体的にシンプルなデザインにリニューアルされました。 重量は「キッズノア トール」では約1,070g、「キッズノア ショート」では約1,130g。カラーは桃花、ミントグリーン、ペールブルー、ブラック、ネイビーブルー、シナモンビスケットの6色です。 キッズアミ公式HPはこちら>>
5 conosaki(このさき)の「つむもの」
クラシカルな色に、シンプルで落ち着いたデザインのconosaki。 半かぶせのランドセルでは、内装と同じ和紋様が前ポケットに型押しされており、他にはない上品さを感じます。 色は全8色で、自然で落ち着いた伝統の色に加え、くすみカラーも展開。購入特典として、つむもの専用のランドセルカバーが付いてきます。 conosaki公式HPはこちら>>
6 池田地球の「主婦の友社モデル」
池田地球と出版社である主婦の友社とのコラボランドセル。 小学生を育てるママの意見を取り入れたランドセルは、高学年まで飽きが来ないシンプルなデザインと色合いが特徴。クラリーノ素材を採用し、重量は約1,040g。カラーはキャメル、レッド、ブラックの3色です。 池田地球公式HPはこちら>>
7 kinako×こどもと暮らし「ずっと」
話題のインスタグラマーkinakoさんとのコラボしたkinako×こどもと暮らし「ずっと」の半かぶせランドセル。今年のラインナップは全16種類。 カラーにあわせてデザインされた「きのみ」「ミモザ」「つばめ」のかわいい刺繍がアクセントになっていて、お守りのように寄り添ってくれます。かぶせの裏側には「カモフラ」「ドット」「グラフチェック」などがデザインされています。 素材はクラリーノエフを採用。軽さや丈夫さに加えて水に強く、お手入れも簡単なランドセルです。 kinako×こどもと暮らし「ずっと」公式HPはこちら>>
きのみ
ミモザ
つばめ
8 フェフェの「横型クラリーノ ピーチブロッサム×ラベンダー」
パッと目を引く色合いが特徴的なフェフェのランドセル。半かぶせランドセルは、内装をユニコーン柄にリニューアルされた横型クラリーノ。ビビッドカラーのピーチブロッサムにくすみを加えたラベンダーがとてもおしゃれですね。重量も約1,070gと比較的軽く、色合いも相まって足取りが軽くなりそうなランドセルです。 フェフェ公式HPはこちら>>
9 フィットちゃんの「ゼロランド」
フィットちゃんから新たに登場したゼロランド。最軽量はなんと940g前後ととにかく軽い!半かぶせのロックは従来の金具ではなく、バックルを採用。マグネットでくっつき、ワンプッシュで開閉が可能です。バックルは長さの調整ができ、荷物の多い日も安心ですね。 ゼロランドは「安ピカッ」搭載モデルと、かぶせが若干大きい「安ピカッ/楽ッション」搭載モデルの2種類があります。 フィットちゃん公式HPはこちら>>
安ピカッ/楽ッション搭載
安ピカッ搭載
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10 アーティファクトの「Tone(トーン)」
「後ろ姿に、感性を」をコンセプトに、独創的なデザインが魅力的なアーティファクト。半かぶせのランドセルは、かぶせの両縁がカットされており、大人のバッグのようなデザインに。フィットちゃんの「ゼロランド」同様、開閉ロックにはバックルが採用されています。カラーは全6色。バイカラーがお子さんの個性を引き立てます。 アーティファクト公式HPはこちら>>
半かぶせのメリットはそのまま。定番デザインがお好みなら「前ロックタイプ」もおすすめ
従来、全かぶせのランドセルは底面に留め具がついているものがほとんどで、それ以外のタイプがほしいなら、「半かぶせランドセル」一択でした。 しかし近頃は、ランドセル前面の下部分に留め具が付いた「前ロックタイプ(フロントロック)」も定着しつつあります。
軽さ・機能性・安全面に注目
フロントロックタイプは、半かぶせ同様、「開け閉めがスムーズ」「ランドセルを立てたまま出し入れできる」「後ろから、親が忘れ物を入れやすい」というメリットがあります。それに加え
・革を使用しているのにとても軽い ・開閉時に勢い余って、お子様ご自身やお友達が露出した金具にあたり、ケガをしてしまうことがない ・半かぶせより収納力もあり、間口が広いので水筒や上着もしっかり入る
というメリットが挙げられます。
シンプルなものからカッコいいものまで
前ロックタイプは、半かぶせほど個性的ではないので、オーソドックスなデザインが好きなお子さんに選ばれているようです。 またシンプルでかっこいいデザインの前ロックタイプがあり、半かぶせを考えているけれど「おしゃれなランドセルは少し恥ずかしいかも…」という男の子にもおすすめです。
フロントロックのランドセルを扱う人気のメーカーは?
1 atara(アタラ)の「STANDARD」「LIFE」
「アタラ 」のランドセルは、全製品が前面に金具がついたフロントロックです。 小学生へのモニターテストで子どもたちの使い方を研究し、改良を重ねており、使いやすさにおいては文句なしといえるでしょう。 「STANDARD」では革の本場・イタリアでオーダーメイドした特別な革を使用。「革なのに軽い」を追求し、重量1,250gと軽量化を実現しました。 新シリーズの「LIFE」では人工皮革を採用し、デザインはそのままに、重量は1,190gまで軽くなりました。 カラーはどれも自然の情景をイメージした美しい色合い。内装は北欧デザインを採用し、愛着がわくランドセルです。 アタラ公式HPはこちら>>
STANDARD
LIFE
2 香久山鞄(かぐやまかばん)
バッグブランドである香久山鞄から生まれたランドセル。スタイリッシュで洗練されたデザインに、マット感あるくすみカラーは上品さを際立たせています。 錠前は香久山ランドセルオリジナルのワンプッシュ式。カラーは全5色あり、ジェンダーレスな色合いが揃っています。 香久山ランドセル公式HPはこちら>>
3 VONDS
入学は自立への第一歩。まずは「身の回りのことは自分で」と願う親御さんさんも多いのでは? そんな思いをカタチにしたのが、フロントロックランドセルの「VONDS」です。 「VONDS」独自の前ロックなら、軽く押し付けるだけで開け閉めOK!ランドセルを立てたまま教科書などを入れ替えることができ、中身も一覧しやすいので忘れ物を防ぐ効果も。 取り外し可能の「筆箱専用ポケット」「取り換えポケット」がついているので、まだまだ整理整頓が苦手なお子さんにもぴったりです。 VONDS公式HPはこちら>>
STANDARD(スタンダード)ブラック
STANDARD(スタンダード)ブルー
SPORTS(スポーツ)ファイヤーレッド
SPORTS(スポーツ)サンシャインイエロー
好みのランドセルを選んで楽しい小学校生活を!
気になる半かぶせランドセルのメリットやデメリットや、前ロックランドセルについて紹介しました。 小学校生活6年間を共に過ごすランドセル、お子さんの好きなタイプやカラーを聞いてあげて、どれにするのか親子でワイワイ話し合いながら決定するのも楽しい時間になるはず。 お子さんがお気に入りのランドセルを背負って入学することを楽しみに、素敵なランドセルとの出会いがありますよう祈っています。