通学路での安全のために!入学前の子どもに教えたいこと5選

親の手を離れ1人での通学がスタートする1年生。「通学路に危険はない?」「何に気を付けるべき?」と心配も多いですよね。
この記事では、入学前にお子さんに教えておきたい交通・防犯ルールをご紹介。何に注意すべきか、どう行動させるべきかなど解説します。

1.入学前に子どもに教えたいこと5選|交通安全・不審者対策

入学前に子どもに伝えておきたいことは以下の5つです。

・決められた通学路は必ず守る
・危ない場所はどう行動するべきか
・下校時の方が事件・事故の心配が多いので注意する
・怖いことがあったときは「いかのおすし」を実行する
・鍵っ子は「いいゆだな」を徹底する

危ない場所はどう行動するべきか下校時の方が事件・事故の心配が多いので注意する怖いことがあったときは「いかのおすし」を実行する鍵っ子は「いいゆだな」を徹底する

それぞれ、理由とどんなところに気を付けるべきか詳しく見ていきましょう。

決められた通学路は必ず守る

通学路は、万が一トラブルが発生した際、学校や警察などがすぐに対処できるよう学校で指定されています。必ず守るように伝えましょう。

中には、通学路を通ることで遠回りになってしまうご家庭もあるかと思います。通学路を通らずに事件や事故に巻き込まれると、発見が遅れてしまったりなど、命に関わる危険性もあるのです。

お子さまには「通学路を通ると安心なんだよ。守ろうね。」と約束をし、入学前に通学路を使って学校と自宅を行き来する練習をしておきましょう。この時、お子さんにわかりやすい目印を教えておくと安心です。通学路がなぜ指定されているのか、その理由と一緒に「必ず通学路を通って登下校する」ことをしっかり教えておきましょう。

危ない場所はどう行動するべきか

入学前に通学路を一緒に歩き、危ない場所はどう行動するべきか考えさせてください。できれば登下校の時間帯に一緒に歩いてあげましょう。「通学路=安全」と油断してしまいがちですが、車や自転車が当然のように走っている場所もあります。

特に注意したいのは以下の5つのような場所です。

・信号や横断歩道がないが渡らないといけない道
・登下校の時間帯に時間規制が行われていない道
・人通りの少ない道
・ガードレールがない歩道
・歩道が狭い道

信号や横断歩道のある場所は、車も気をつけて通行・停車しますが、歩道と歩道の間に交差する細い道のある箇所はたくさんあります。このような場所は特に視界もよくないため、車が急に飛び出してきたり、左折する車に巻き込まれやすくなってしまいます。狭い道であっても渡るときには左右を確認するように日頃から癖づけをしておきましょう。

朝の時間帯は交通規制されていても、子どもが下校する時間は交通規制されていない道路も多くあります。人通りの少ない道やガードレールがない歩道、歩道自体がすごく狭い道など、通学路にも危険な場所はとても多いのです。

「ここは道が狭くて危ないよね。何に気を付けて歩いたらいいかな?」と子どもに問いかけ、一緒に答えを探してあげてください。「横に広がって歩かない」「ここを渡ったらすぐにお家だけど、通学路はこっちだからこっちから帰る」など具体的にどう行動するべきか伝えておくことが大切です。

また、通学路には「子ども110番の家」という何かあったときに逃げ込める場所が必ずあります。もしもの時助けを求められるよう場所の確認も一緒にしておきましょう。

下校時の方が事件・事故の心配が多いので注意する

子供が事件・事故に巻き込まれるのは、登校時よりも下校時の方が圧倒的に多いです。警視庁のまとめた「平成27年小学生の交通人身事故発生状況」によると、下校時は登校時のおよそ6倍も事故に巻き込まれた件数が多いということが分かっています。

下校時は、学校が終わった解放感もあり、子どもも気が緩みがちになります。「行きよりも帰り道の方が危ない」と伝えたうえで、「青信号でも必ず左右を確認してから渡る」など約束を作っておきましょう。

また下校時は、学年によって時間割が違うため、子どもが1人になってしまいやすい時間帯です。「必ずお友達と一緒に帰ってくる」ことを徹底させましょう。

入学してすぐはお友達がいない子もいるかもしれませんが、入学式でも大丈夫なので先生に相談してください。通学路が同じ子を紹介してくれるはずです。入学式なら保護者の方もいらっしゃるので、挨拶もしておけますよ。

怖いことがあったときは「いかのおすし」を実行する

「知らない人に声をかけられた」など、怖いことがあったときは「いかのおすし」を実行できるようにしっかり覚えさせておきましょう。

【いかのおすし】

いか…知らない人について「いか」ない
…知らない人の車には「の」らない
…「お」おきな声を出して助けを呼ぶ
…安全な場所まで「す」ぐに逃げる
…すぐにおうちの人に「し」らせる

上記の約束を絶対守るよう、しつこいくらいに言い聞かせてあげてください。それでも、トラブルに巻き込まれたときに、とっさに行動できる子は非常に少ないそうです。

不審者対策としては、「防犯ブザー」をランドセルにつけておく、ランドセルの交通安全カバーに「防犯ブザー携帯中」というステッカーを貼っておく、なども効果があります。

防犯ブザーは肩ベルトにつけておくとすぐに鳴らすことができるので、肩ベルトの利き手と反対側につけてあげてください。前からは防犯ブザー、後ろからはステッカーが見えるようにしておくと不審者に狙われるのを未然に防げます。。

防犯ブザーの使い方はもちろん、実際に鳴らす練習も行い、「怖いことがあったら鳴らして逃げる」と教えておきましょう。防犯ブザーは誤動作でなってしまうこともあるため、止める練習もしておいてくださいね。

鍵っ子は「いいゆだな」を徹底する

両親が共働きの場合には「学童」を利用するご家庭が多いと思いますが、学年が上がって学童に入れなくなったり、急な用事で鍵を持たせる日が来ることも。

子どもに1人でお留守番をお願いするときは「いいゆだな」を徹底するように教えておきましょう。

【いいゆだな】

…「い」えの鍵を見せない
い…「い」えの周りをよく見る
…「ゆ」うびん受けを確認する
…「だ」れもいなくても、大きな声で「ただいま!」と言う
…「な」かに入ったらすぐに鍵をしめる

特に家の鍵を人前で出すのは絶対にNG。家に大人が誰もいないことを教えてしまうことになります。

また、「郵便受け」も郵便物がたまった状態にしておくと、留守と勘違いされ空き巣に狙われる可能性が高くなります。家に帰ったら郵便物の確認も忘れないように伝えてあげてください。

2.入学前に親ができる防犯・交通安全対策3選

子どもに教えるだけではなく、親が注意することでできる安全対策もあります。

・「ナスカン」にも注意してランドセルを選ぶ
・目立つ色の傘を持たせる
・「通学用」と「外出用」の防犯ブザーを別に用意する

1つずつ詳しくご紹介します。

「ナスカン」にも注意してランドセルを選ぶ

(画像引用元:https://www.hakura-randsel.jp/news/628)

ナスカン」とは、ランドセルのサイドについている給食袋などをぶら下げられるフックのことです。

ランドセルに荷物をぶら下げると両手が空くので、前に転んだ時に両手を地面にくことができる、などいい面もあるのですが、自転車や車に引きずられるなど、事故に巻き込まれる可能性が高いと懸念されていました。

そこで、一定の負荷がかかるとパーツが外れる「安全ナスカン」というものが開発され、「羽倉」や「鞄工房山本」、「セイバン」などのランドセルには、「安全ナスカン」が採用されています。

「羽倉」ではナスカンをつけているのは右側のみ。歩道は「右側通行」のことが多いため、少しでも危険を減らすための配慮です。

その他、肩ベルトやかぶせ、鋲に反射板が使用されていたりなど、ランドセルにも様々な安全対策がされています。子どもの安全を考え、細かい部分にも注目してランドセルを選んであげてくださいね。

目立つ色の傘を持たせる

お子さんが使用する傘はできるだけ目立つ色のものを持たせてあげましょう。雨の日は非常に視界が悪くなります。車はもちろんですが、傘をさしながら自転車に乗っている人も多いため、目立つ色の持ち物で注意を引くようにしてください。

お子さん自身も周りを確認できるように、一部分が透明になっているものがおすすめです。カッパを着せる際も、同じようにできるだけ目立つ色を選びましょう。

「通学用」と「外出用」の防犯ブザーを別に用意する

下校時だけではなく、放課後も事件・事故に巻き込まれる可能性が非常に高い時間帯です。放課後に遊びに出かける際も、必ず防犯ブザーを持たせてあげてください。

防犯ブザーは通学用と外出用で別に用意しておくのがベストです。大人の手では簡単でも、子どもにとってフックを外すのは一苦労。毎回付け替えしないといけないとなると、忘れてしまったり、だんだん面倒くさくなり持って行かなくなってしまいます。

3.親子でしっかり話して不安を解消しよう

子ども1人での登下校。不安もあると思いますが、親子でしっかりシミュレーションことで、様々な危険からお子さんを守ることができます。

「近いし何度も通っている道だから」と油断せず、ぜひお子さんと一緒に通学路を歩いてみてください。自転車で通るのと歩いて通るのとでは気をつけることも違いますし、一度ではわからなくても何度か歩くうちに危険な場所に気づけることもあります。

日頃から、何かあったら「すぐ逃げる」「助けを呼ぶ」などもしもの時の対応を伝えておくのも非常に大切です。お子さんが毎日安心して通学できるように、できるだけのことはやってあげましょう。