鍵っ子のお子さんをどう守る?入学前に考えよう

鍵っ子のお子さんをどう守る?入学前に考えよう
 

共働き家庭が増加する現代、希望者全員が学童に入れるとは限りません。他にも、やむを得えない事情で、小学校入学と同時にわが子を「鍵っ子」にするしかなく、不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。こちらの記事では、鍵の持たせ方や子どもとの約束など、小学校入学前に備えておくと安心なポイントを紹介していきます!

鍵っ子のリスク

登下校中の小学生の後ろ姿

小学校入学と同時の鍵っ子デビュー。まだまだ小さく頼りない子どもを見ると不安になってしまいますよね。鍵っ子にどんなリスクがあるのか知り、備えておきましょう。

鍵っ子が巻き込まれやすいトラブルには以下のようなものがあります。

  • 鍵の紛失
  • 不審者に狙われる
  • 病気やケガの対処が遅れる

下校中、後をつけられ鍵を開けると同時に家の中に押し込まれた…という事件など、鍵っ子を狙った犯罪は多くあります。下校中はもちろん、帰宅後もどこに危険が転がっているかわかりません。

小学校入学前に、できる限りの対策を行い、子どもを守ってあげましょう。

鍵っ子の安全を守る!リスクを減らす5つの方法

鍵っ子を危険から守るために、保護者の方ができることを考えてみましょう。

  1. 鍵の持たせ方に注意する
  2. GPS搭載の防犯グッズを持たせる
  3. 帰ってきたら大きな声で「ただいま!」と言わせる
  4. 事件のニュースが流れた時は子どもにも伝える
  5. 日頃から近所とお付き合いをしておく

1つずつ詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

1)鍵の持たせ方に注意する

ランドセルの肩ベルトにあるDカンに取り付けたキーケース

(画像引用元:https://item.rakuten.co.jp/backyard/qliakeycase/

まず、鍵の持たせ方についてです。鍵は、周囲からは鍵だとわかりにくく、紛失しにくい持たせ方をするのが鉄則です。

鍵をなくしてしまうと家に入れなくなってしまいますし、鍵っ子であることが見ただけでわかるようでは、不審者に狙われやすくなってしまいます。ただし、取り出しにくいのはNG。玄関の前でもたついていると、不審者に狙われやすくなってしまうためです。

おすすめはランドセルの肩ベルトにつけられるタイプのキーケース。完全に鍵が隠れるようになっており、一見すると防犯ブザーのようにも見えるため、防犯に役立ちます。

伸びるリール紐が内蔵されており、ランドセルを背負ったままサッと解錠が可能。装着も簡単なので、習い事や遊びに行く際にも子どもの手で付け替えることができます。

2)GPS搭載の防犯グッズを持たせる

ランドセルに付けられた防犯グッズ

防犯グッズは様々なものがありますが、中でも持たせているご家庭が多いのが防犯ブザー。入学時に笛タイプの防犯ブザーが支給される学校もあるようです。防犯ブザーを持たせる場合は、キッズ携帯などGPS搭載のものがおすすめですが、学校によってはキッズ携帯を禁止にしていることも。

そんな場合は、子どもが家に帰ると保護者のスマホに通知されるサービスや、10分ごとに位置情報の受信が可能なものなど、GPS端末を活用した見守りサービスを契約するのがよいでしょう。防犯ブザーと合わせて活用されることをおすすめします。

最近は、学校で追跡用のGPSを支給している場合もあるため、入学説明会などで確認してから準備すると良いですね。

大切なポイント!

〈防犯ブザーの使い方〉不審者と遭遇した場合、防犯ブザーを鳴らしたまま遠くに投げると不審者が焦ってブザーを止めにいく…など。

投げるのが難しい場合は、ランドセルを投げ捨てて逃げると良いそうです。

3)帰ってきたら大きな声で「ただいま!」と言わせる

玄関に立つこども

帰宅したら、誰もいなくても大きな声で「ただいま」と言うことを習慣づけましょう。自分で鍵を開け無言で中に入っていく姿を見られてしまうと「家には誰もいない」ということを周囲に教えてしまうことになるからです。

どうして「ただいま」を言う必要があるのか、お子さんにも理由をきちんと伝えてください。理由を理解せず「ただ親に言われたから言う」のでは、危機感がなく、徐々に言わなくなる可能性があるためです。「家に子どもが1人でいると知られると、狙われる危険がある」ことが分かっていれば、お子さんもきちんと続けてくれることでしょう。

「ただいま」と言う以外にも、家に入るときには以下のポイントにも注意をするように教えましょう。

  • 鍵を開ける前に、周囲に誰もいないか確認
  • 玄関前でもたもたせず、サッと鍵を開ける
  • 入ったらすぐに鍵・チェーンをする

上記の一連の動作ができるよう、必ず練習もしておきましょう。鍵を開けられない子、鍵をかけ忘れる子、チェーンの存在さえ知らない子は意外と多いのです。

年長さんになったら、鍵を開け、鍵・チェーンをかけるまでを子どもの仕事としてやらせてあげましょう。「ただいまって言った?チェーンは?」と毎回しつこいくらい声をかけてください。たくさん練習を積むことで習慣化して忘れにくくなりますよ。

4)事件のニュースが流れた時は子どもにも伝える

こどもに話しかける保護者

テレビのニュースなどはもちろん、幼稚園や保育園などで共有してくれる近隣の不審者情報も、子どもにきちんと伝えましょう。

「いつも遊んでるあの公園」「買い物に行くときに通るあの道」など、身近な場所で事件が起こっていることを教えてあげてください。そして、もしも自分の身に同じことが起こった場合、どう行動するべきなのかも伝えてください。

事件のニュースをただ話すだけでは、かえって子どもの恐怖心を煽り、不安にさせてしまいます。「怖いことがあったときは防犯ブザーを鳴らしてすぐに逃げる」など、具体的な対策をあわせて教え、身を守れるようにしておきましょう。

ただし鍵っ子は、自宅に逃げ帰ってしまうと1人になってしまうため、逆に危険です。自宅に帰るのではなく「子ども110番の家」や近所のお友達の家など、いざというときに逃げられる場所を親子で考えておきましょう。

5)日頃から近所とお付き合いをしておく

近所の人とおしゃべりをしている様子

子どもを守るため、日頃から近所づきあいをしておきましょう。「遠くの親戚より近くの他人」ということわざもある通り、いざというとき、あなたの子供を守ってくれるのは近所の目です。

まずは近隣にお住まいの方に、子どもの存在を知ってもらうことが大切。「近所に住んでいる子」と認識されるより「○○さん家の□□ちゃん」ときちんと知ってもらっている方が安心なのは当然です。

このように地域の方が気にかけてくれる環境は、常日頃からのコミュニケーションがあってこそ形成されるものです。仕事で家を空けがちだと、他の保護者や地域の方とのコミュニケーションは取りにくいと思いますが、すれ違ったときは挨拶だけではなく、一言二言の会話をするよう心がけるなど、些細なことの積み重ねでOK。小さなことが子どもの安全に繋がっていきますよ。

入学前に子どもと話しておくべき4つのこと

子どもの安全対策についてお伝えしましたが、続いて、鍵っ子になる子に入学前に話しておくべきことを紹介します。ポイントは以下の4つです。

  1. 鍵の大切さ
  2. 下校後の過ごし方
  3. お友達と遊ぶときのお約束
  4. もしもの時の緊急連絡先

1つずつ解説していきます。

1)鍵の大切さ

鍵のイメージ

何より大切なのが鍵の大切さを子どもに教えることです。鍵をなくしてしまうと、家に入れなくなってしまうこと、空き巣や強盗に狙われる可能性もあることを子どもにきちんと教えてあげてください。

中には、自分で鍵を閉めて登校する子や、下校後の習い事に行く子もいます。そういった子の場合「鍵を閉め忘れると、学校にいる間や習い事の間に誰かが家に侵入してしまう危険もある、だから鍵は絶対になくしてはだめ」ときちんと伝えておきましょう。

2)下校後の過ごし方

こどもが宿題をする様子

下校後の過ごし方について、宿題やお手伝いなどを先に終わらせる、遊びに行く場合は連絡する、門限は何時、ゲームをしてもいいのは何時間まで、など細かいルールを決めておきましょう。

その他、意外と忘れがちなのがおやつの場所や冷暖房です。お腹が減りすぎて、なぜか外に出て行ってしまった子や、クーラーのつけ方が分からず真夏に熱中症になりかけた子もいるといいますから、注意しましょう。おやつはどこにあるか、今日食べていい量はどれくらいか、空調は夏なら冷房・冬なら暖房、温度設定は変えていいのか、など細かく具体的に伝えてあげてください。

その他、お茶が自分で注げない子、ペットボトルが開けられない子は水分補給ができません。学校に持っていく水筒が空になってしまった時は何を飲んだらいいかなど、子どもが困らないようできる限りのことを教えてあげましょう。

3)お友達と遊ぶときの約束

友達と遊ぶこども

お友達との関係は親としても気を使ってあげたい点です。親がそばで見ていられない分、お友達と遊ぶ場合の約束ごとをしっかりと決めておく必要があります。

例えば、筆者が長女の小学校入学時に決めた約束は以下の通りです。

  • 前日までに遊ぶ約束した場合のみ遊んでOK(両方の親が遊ぶことを知っている場合のみOK)
  • お友達の家に行く場合、誰の家に行くのか毎回伝える
  • 大人の人がいない家には絶対に入らない

特に鍵っ子の場合、勝手にお友達を家にあげてしまったり、逆にお友達の家に入り浸ってしまい、いわゆる「放置子トラブル」になるなど問題が起こりがちです。

仕事中にスマホを確認できるかできないかで変わってきますが、「前日までに遊ぶ約束をして、相手の親も許可した場合のみ遊んでもいい」など、事前にルールを決めておきましょう。

お友達の家にお邪魔する場合は、誰の家に行くのか毎回確認することも大切です。入学直後や初めてお邪魔したお宅の場合などは、お礼の連絡を入れた方が良い場合もあります。

親同士が知っている間柄であれば問題ないですが、小学校で初めて知り合った子の場合、相手の連絡先が分からず連絡できない場合もあるかもしれません。しかし、それをそのまま放置していると、要注意家族としてロックオンされてしまうことも。知り合いを通して連絡先を聞くなど、必ずコンタクトをとる努力をしてください。

先輩ママ
先輩ママ
相手の連絡先が分からない場合も、お菓子などにお手紙を添えるのがオススメですよ。

  • お世話になるお礼
  • ご自身の名前と連絡先

上記2点と何かあればご連絡ください。と書いておけば、きちんとされているという印象を受け、相手のお母さんも安心して遊ばせることができますよ。

大人の人がいない家に上がるのも絶対にやめさせましょう。万が一、何か壊れていた場合、例えお子さんが何も壊していなくてもお子さんのせいにされてしまうことも。

実際に筆者の知人には「子どもが保護者不在の家に入ってしまい、10万円以上のものを弁償をさせられた」という人もいます。お子さんは玄関先に少し入っただけで、何も触っていなかったとのことですが、子どもしかいなかった以上、証人が誰もおらず、支払うしかなかったとのことでした。

小学校での友人関係は、最低でも今後6年、長く続いていきます。気持ちのいい関係を続けられるよう、できるだけのサポートをしてあげてください。

4)もしもの時の緊急連絡先

キッズ用スマホのイメージ

「体調が悪い」「ケガをした」など、何かあったときどこに連絡をするべきかも教えておきましょう。子どもが1人で家にいる場合はもちろん、外で遊んでいた時にトラブルに遭うケースにも備えておく必要があります。

職場に連絡をさせる場合、両親につなぐために何といえばいいのか(「〇△営業部の〇〇の息子の□□ですが、〇〇はいますか?」など)も紙に書いて壁に貼っておき、練習させましょう。

外出先の場合、近所にある「子ども110番の家」などに助けを求める、万が一鍵をなくしたときは○○さんの家にお邪魔させてもらうなど、緊急時の対策があれば、子どもも安心してお留守番することができますよ。

予行練習をしておけば心配なし!子どもも安心できる!

ランドセルのそばで笑顔をむける女の子

鍵っ子だけが危険な目に合うわけではありませんが、鍵っ子だと周囲にバレると不審者に狙われる可能性は格段に高くなります。お子さんが少しでも安心・安全に学校に通えるよう、鍵っ子だと悟られない鍵の持たせ方、声かけをしてあげましょう。学校にもお子さんが鍵っ子であることを伝えておくとより安心です。

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