最近は、驚くほどにデザイン性の高いランドセルが販売されています。その中でも、まるで工芸品や美術品のような細工が施された、職人技の光る工房系ランドセルをピックアップしました。いずれも、少数限定の販売ですので、ぜひお早目にチェックしてくださいね。
土屋鞄製造所「HERTE(へルテ)」
"伝統的な意匠に現代の感性を融合させて、モダンで美しい佇まいを目指した"「HERTE」。大人用のリュック?と思うほどの洗練された形と質感。カラー展開もシックでオシャレですね。
型押しの文様は、家紋デザインユニットの「京源」さんが特別に書き下ろしたもので、マットな質感に仕上げた牛革を使用しています。
価格は、他のどのモデルよりも高額。そして重量も1.5キロ近い重さがあり、子どものために気軽に購入できる!というモデルではありませんが、美しいランドセルに仕上がっていますね。
サイドのDカンやナスカンの配置が土屋鞄が別ブランドとして立ち上げたグリローズとよく似ています。 サイドはスッキリとして柄が映えますね。
◆素材 牛革
◆サイズ 内寸 / 高さ(最高部) 31.0cm 幅 23.2cm マチ(奥行き) 12.5cm
◆重量 1,480g前後
◆価格 190,000円 (税込)
羽倉「とよおか」
こちらのランドセルは羽倉の「とよおか」。 羽倉の工房がある、兵庫県豊岡市の美しい自然をモチーフにしたモデルです。兵庫県の県鳥であるコウノトリのひなと、花々を繊細なカットワークとステッチで表現したかぶせのデザインに注目!北欧っぽい雰囲気もあり、可愛らしいですね。
よく見ると、透かし彫りのような細工が工芸品のようで、このまま飾っておきたい…とすら思います。
かぶせ部分の素材は耐久性や撥水加工を施した牛革を使用しているので、お手入れは普通のランドセルと同じで大丈夫です。
カラーは、 ペールピンクxチョコ 、サックス×チョコ、ホワイト×レッドの3色展開。かぶせ以外のパーツや機能は、羽倉の他のモデルと同じで、安全ナスカンもしっかりと装備していますので、ランドセルとしての性能もバッチリですね。
◆素材 耐性牛革・人工皮革
◆サイズ 内寸 / 高さ30.6cm 幅 23.2cm マチ(奥行き) 12cm
◆重量 1,350g前後
◆価格 96,800 (税込)
◆購入 オンライン・店舗
村瀬鞄行「華」
かぶせに咲いた大輪のお花が可愛らしいのは、村瀬鞄行の「華」。 第31回 日本かばん技術創作コンクール [経済産業大臣賞]を受賞しています。 時間と手間のかかる花の細工は、かぶせ部分のパーツの数だけでも34もあり、それぞれ鞄職人が裁断や貼り合わせ、縫製などの工程を行っているとか。立体感のある華やかな存在感は思わず指で触れてみたいという気持ちになりますね。
カラーは、クロ、ローズ、ラベンダーの三色展開。本体は人工皮革で背当てのみソフト牛革を使用しています。
◆素材 人工皮革 レザーフォート(背当て・肩ベルト裏:高級ソフト牛革)
◆サイズ 外寸 / 高さ31cm 幅 23.5cm マチ(奥行き) 12cm
◆重量 1,340g前後
◆価格 99,000円 (税込)
◆購入 村瀬オンラインショップ・店舗 ※ラベンダーのみ直販限定
カザマランドセル「会長プロデュースモデル」
カタログより
こちらの荘厳な雰囲気のランドセルは、カザマランドセルの「会長プロデュースモデル」。風間会長自らが手掛けるこちらのシリーズは、毎年とっても斬新!特に今年は創業70年の記念モデルということで、かつてないほどに、艶やか。通常のモデルよりも、ベルトが10センチ長いので、大人の方でも背負うことができそうです。和のデザインがお好きな方や、外国の方にもランドセルの枠を越えてご紹介したい逸品です。素材は和生地をビニールコーティングしているとか。特別モデルのため展示場所や販売方法的が限られていますので、詳細は カザマランドセル にお問い合わせ下さいね。
まとめ
いかがでしたか?職人技がキラリと光る、こだわりのランドセルをご紹介しました。毎日使うものだから、シンプルな方が良いとお考えの方も多いと思いますが、各工房の技術の集大成とも言えるこだわりのランドセルも、とっても素敵ですよね。いずれも、少数限定販売の商品になりますので、気になるランドセルはお早目にチェックして下さいね。