「ランドセル認定証」が6年間を保証!発行するランドセル工業会とは?

ランドセルは、子どもが6年間にわたって使用するもの。できることなら品質に安心できる製品を選びたいですね。その大きな基準となるのがランドセル工業会が発行しているランドセル認定証。今回は、ランドセル工業会やランドセル認定証についてご説明します。

1.ランドセル工業会ってどんな団体?

ランドセルを検討していると、「ランドセル工業会」という名称を目にすることがあると思います。このランドセル工業会とは、一体どういう団体なのでしょうか?

ランドセル工業会の目的

ランドセル工業会は、「一般社団法人 日本鞄かばん協会」に所属する組織です。

ランドセルは、もともとオランダ語のランセルが語源とされていますが、子どもが通学用に使用するカバンとして、日本でのみ独特の発展を遂げています。原型は学習院初等科で使われていた箱型のランドセル。昭和30年代以降、時代とともに素材や大きさ、機能性などを変化させながら、ランドセルは全国に広まっていきました。

この日本製のランドセルを一般に広める活動や、産業の発展・振興のための活動を行っているのが、ランドセル工業会です。

ランドセル工業会の歴史

ランドセル工業会は、昭和49年に設立された「ランドセル保護推進委員会」を前身としています。その後、平成6年に推進委員会は解消。新たにランドセル工業会として団体が設立されました。

発足された当時のランドセル工業会では、変形ではないランドセルの推進や、過剰生産を防止する調整などを申し合わせ事項としています。

また、消費者が安心して購入できるよう、販売ランドセルにつけるために作られたのが「信頼と安心のマーク」という下げ札です。平成28年には、これに代わる「認定証」が作成されるようになっています。

ランドセル工業会の窓口は全国に3ヶ所

ランドセル工業会の窓口は、東京・大阪・愛知の3ヶ所です。土日祝日を除いて、午前10時から午後4時まで対応してもらえます。

■東京
〒111-0051 東京都台東区蔵前4-16-3 東京鞄会館内
TEL:03-3862-3513
FAX:03-3862-3520

■大阪
〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場1-13-8 大阪鞄嚢会館内
TEL:06-6261-0503
FAX:06-6261-4962

■愛知
〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須2-2-1 名古屋文具会館2階
TEL:052-218-4110
FAX:052-218-4110

2.ランドセル工業会の認定証とは?

画像引用元URL:http://www.randoseru.gr.jp/about/hoshou.html

では、ランドセル工業会が発行しているランドセル認定証とは、どんなものなのでしょうか?
日本で販売されているからといって、どの製品にもこのランドセル認定証がついているわけではありません。

認定証がつくのは規格に合ったランドセルだけ

ランドセル認定証がついているのは、ランドセル工業会が取り決めた規格に沿って作られたものだけです。ランドセル工業会では、次の5点がランドセル規格として定められています。

・ランドセルの縫製作業がすべて日本で行われ、6年間の使用が見込めるもの
・「信頼のマーク」(日本かばん協会が発行)が製品に縫い付けられている
・皮革、もしくは人工皮革(合成皮革ではない)を素材として作られたもの
・基本的に縦型のもので、かぶせ部分が本体を十分覆う長さであること
・ランドセル内側のサイズが、縦31cm前後、幅23cm前後であること

この規定に合うものだけが認定を受けられます。

例えば、日本のメーカーや工房だからと信用して購入しても、ひょっとしたら製作は国外で行われているということもあるかもしれません。

ですが、ランドセル認定証がついているものなら、そういった可能性はないため、品質的にも安心して購入できます。

こんな基準があるのね、知らなかったわ!
ママ
ママ

ランドセル認定証がついていると6年間修理対象

また、認定証がついているランドセルは、単に製造過程や購入時の状態が保証されているだけではないのです。

購入後の6年間もし不具合が出たり壊れたりする事態になったとしても、認定証そのものが、修理の対応を確実にしてもらえるという証となっています。もしランドセルを修理しなければならなくなったら、まずは購入した店舗に問い合わせてみてください。ランドセルの状態を伝えたら、修理に必要な期間や、費用がかかるケースかどうかなど詳細を教えてもらえるはずです。

ただ、ランドセルを使用するのは6年間。その長い年月の間に、購入店名や連絡先を忘れたとしても不思議ではありませんよね。そんな場合でも大丈夫です。

認定証の裏側には、ランドセル工業会の会員であるメーカー番号が記載されています。ランドセル工業会では、そのメーカー番号から製造したメーカーや工房が分かるようになっています。

ランドセル工業会でランドセル認定証がつけられるようになったのは、平成28年から。それ以前の「信頼と安心 6年間保証」という下げ札がつけられていたランドセルを、まだ使用中の小学生もいると思います。もちろん、こちらも修理対応してもらえる対象です。

ただ、購入後は、ついていた認定証をなくさないよう気をつけてくださいね。

3.ランドセル工業会に入っている工房は?

ランドセルを製造しているメーカーや工房は日本に数多くあり、販売されるランドセルの種類も豊富です。ランドセルを選ぶときに、まずはカラーや素材、機能性などに注目するのは当然のことだと思います。

ですが、そのランドセルが安心できる品質かどうかというのも、忘れてはならないポイントです。ランドセル工業会のマークや札はその大きな目印となっています。

代表的なランドセルメーカーや工房を、ランドセル工業会に入っているかどうかで分類してみました。これから検討されるという方は参考にしてください。

ランドセルメーカー/工房 ランドセル工業会会員
池田屋
黒川鞄
土屋鞄
萬勇鞄
鞄工房山本
中村鞄
羽倉
MOGI
フジタ

フィットちゃん

セイバン

ランドセル工業会の会員でない場合でも、最近ではメーカーや工房それぞれで修理保証をつけていることがほとんどです。ですが、素材や製造過程などを含め本当の意味での品質を、ランドセルの見た目や説明書きだけで判断するのはなかなか難しいことです。一般の人気や口コミなどを全面的に信頼するわけにもいきません。

その点、一定の規格において認められたランドセル=認定証のついたランドセルというのは、安心の一つの基準。一目で分かりやすいマークとなっています。

4.ランドセル購入の際は安心の証である認定証の確認を!

新品のランドセルはどれも美しく、壊れそうにないように見えます。ただ、購入する機会はあまり多くなく、卒業するまでの6年間使える品質かどうかは、見た目や人気だけではなかなか正確に計れません。

そんなランドセルの品質の客観的な判断の基準となるのが、ランドセル工業会の発行する認定証。ランドセル認定証は、一定の規格を通った日本製のランドセルにのみつけられています

色やデザインより品質を優先したい、また複数のランドセルで迷って決め手に欠けるといった場合は、安心の証であるランドセル認定証の有無をぜひ確認してみてくださいね。