ランドセルの素材別お手入れ方法は?クラリーノと本革のポイントをご紹介

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ランドセルの素材別お手入れ方法は?クラリーノと本革のポイントをご紹介
 

ランドセルには大きく分けて「クラリーノ(人工皮革)」と「本革」の2つの素材があります。価格や高級感、耐久性などの違いがあるこれらの素材は、お手入れの方法もそれぞれ異なります。ここではクラリーノと本革のランドセル、それぞれの正しいお手入れの方法をご紹介します。

クラリーノのお手入れのポイント

ランドセルに使用される人工皮革には様々な種類がありますが、ここでは最も主流であるクラリーノのお手入れ方法について解説していきます。クラリーノは天然の革ではなく、人工皮革です。本革に比べると価格が安く、3万円~5万円台で販売されているランドセルの多くがクラリーノです。価格は安いですが、本革にはないメリットもあります。

クラリーノってどんな素材?

日本の化学繊維企業「クラレ」が開発した人工皮革がクラリーノです。世界で初めての人工皮革で、ランドセルをはじめとして靴、手袋、ソファなどのインテリア用品にも使用されています。

軽量で小学生校低学年のお子さんでも負担が少なく、また雨や汚れにも強いのでメンテナンスの手間が省けるというメリットがあります。

さらに本革に比べると加工しやすくデザインや色の自由度も高いことから、個性的なランドセルが作りやすいという点もクラリーノならではの特徴です。そのため、見た目にこだわる女の子にはピカピカのクラリーノは、大人気です。

クラリーノのお手入れ方法

クラリーノは長年改良を重ね、今では本革に勝るとも劣らない丈夫さを身に着けていて、なおかつ軽量化も進んでいます。お子さんの使用状況によっては、6年間まったく手入れをしなくても傷も型崩れも起こらないほど。そのため、過剰なお手入れはクラリーノを痛めてしまう可能性があります。

基本的には、雨に濡れたときに柔らく乾いた布で水滴を拭き取る程度のケアで十分です。お子さんの帰宅時などに習慣づけてあげると良いかもしれませんね。

拭き取った後に防水スプレーやクリームなどを塗ると、かえってヒビや型崩れの原因となっていまいます。布拭きでは落ちにくい汚れについても、食器洗い用の中性洗剤を薄めて使用するくらいで十分です。

本革のお手入れのポイント

人工皮革のクラリーノに対し、天然皮革の本革は動物の革を使用しているので、ランドセルのお値段も必然的に高くなります。ただし、その感触や風合いの良さからこだわりを持って本革のランドセルをお子さんやお孫さんに与える方もいらっしゃいます。ここでは本革のランドセルの特徴、およびお手入れのポイントについて解説していきます。

本革ってどんな素材?

本革のランドセルには大きく分けて、牛の革を使用した牛革製と馬のお尻の革を使用したコードバンがあります。とくにコードバンは1頭の馬から採れる量がごくわずか、年々生産量も低下していることもあって、天然皮革のなかではとくに貴重とされています。

牛革は本革のなかでは一般的な素材ですが、それでも大量生産できるクラリーノに比べると高級品です。

また、価格が高い分、本革には丈夫なイメージがありますよね。本革はクラリーノよりも耐久性が高く長持ちしやすい素材で、強度が高いというメリットがあります。

ただし、クラリーノに比べると「重い」、「雨に弱い」というところが本革のデメリットです。たとえ防水加工が施されていたとしても、雨に濡れたときはその日のうちにお手入れをすることをおすすめします。

本革のお手入れ方法

天然皮革は使っていくたびに手の脂などが素材になじむので、日頃から自然と革を保護していることになりますが、定期的なお手入れや雨に濡れた場合の対処は必要です。

本革製のランドセルの定期的なお手入れは、簡単なブラッシングと乾拭きでOKです。いわゆる革靴の「靴磨き」のように、クリームを使ってゴシゴシと磨く必要はありません。

本革は乾いた柔らかい布を使って、表面に付着している汚れを、優しく拭い取るようにして落とすだけで十分にケアできます。力を入れてゴシゴシ拭いてしまうと、かえって本革を痛めてしまう原因となってしまうので注意が必要です。

雨で濡れたときは、その日のうちに乾いた布で拭き取るようにしましょう。濡れたまま放置しておくと革が傷んでしまい、ランドセルの寿命を縮めてしまいます。ただし、濡れた革は熱に弱いのでドライヤーの使用は厳禁です。乾かす際は直射日光を避け、日の当たらない場所で乾燥させましょう。

本革のお手入れの頻度は1ヶ月に1回がおすすめです。日頃のメンテナンスが面倒に感じるのであれば、保護カバーを付けるのもよいでしょう。ランドセルは、他の革製かばんと違い、防水スプレーやクリームがNGなこともあるので、お手入れの際はランドセル購入時の付属品を確認してくださいね。もしわからない場合は、販売店に聞いてみると教えてもらえますよ。

お手入れグッズ

土屋鞄からは、ランドセル用のお手入れグッズも販売されています。革本来の自然な風合いを生かしたヌメ革などのランドセルに必要な、保湿や防水のアイテムを一つにまとめました。土屋鞄推薦の保湿クリームと防水スプレー、クロスの3点セットです。土屋鞄のランドセルを購入された際に、あらかじめ買っておくと、お手入れの時に便利ですね。

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土屋鞄【メンテナンスグッズ】ヌメ革メンテナンスキット

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コードバン専用クリーム

馬革「コードバン」のお手入れに適した専用クリーム。ケバ立ちを防ぐために、水分の割合を抑え、ワックス分を多く、伸びをよくすることで素材の風合いを保ち、ツヤと栄養を与えます。定期的なセルフメンテナンスでをすることで、最高級のコードバンを六年間大切に使わせてあげたいですね。低学年の時は、お父さんお母さんがお手入れする様子を子どもに見せてあげると、お子さんもお気に入りのランドセルをさらに大事にしてくれのではないでしょうか。

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クリーニングクロス

クリーニングクロスセット2枚入り/ふきんマイクロファイバーレーヨンプロ愛用

プロ仕様の利便性と耐久性に優れた永く使えるクロス。 ランドセルの皮革・人工皮革タイプともに使えます。油汚れに効果的な特殊レーヨン素材と車工場の仕上げにも使用され磨きに優れたマイクロファイバーの2枚入り。タオル状で子どもでも扱いやすく普段のお手入れに大活躍しそうですね。

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クラリーノと本革のお手入れまとめ

クラリーノと本革の素材の特徴とお手入れのポイントをまとめると、次のとおりです。

 

素材の特徴 お手入れのポイント
クラリーノ
(人工皮革)
・水や汚れに強く、メンテナンスも手軽
・加工しやすい
・本革に比べると耐久性は低い
・価格が安い
 
基本的に水分や汚れを拭き取るだけでOK、過剰なお手入れは禁物
本革
(天然皮革)
・ランドセルは牛革とコードバンが主
・雨に弱い
・耐久性が高い
・価格が高い
雨に濡れたらすぐに柔らかい布で拭き取る

価格で見るとクラリーノの方が安く、本革の方が高いですが、かと言ってクラリーノが本革に劣るということはありません。お手入れのしやすさという観点で見ればクラリーノの方が本革よりも手軽で、毎日のケアをお子さんに任せても安心です。

正しいお手入れ方法はランドセルが長持ちする秘訣<

ランドセルはお子さんが毎日使うものだからこそ、常に清潔にしておきたいものです。それに学校はお子さんにとって社交の場でもあるので、ボロボロのランドセルよりも綺麗なランドセルを持たせたいというのが親の気持ちではないでしょうか?

卒業までの6年間ずっと使い続けるためには、日頃から素材に合わせたケアが重要です。正しいお手入れ方法で、お子さんがいつまでも快適にランドセルを使えるようにしてあげたいですね。