共働き夫婦がぶつかる「小1の壁」!乗り切るための方法は?

厳しい保活を乗り越えて子どもを保育園に預け、やっと卒園したと思ったら立ちはだかるのが「小1の壁」。子どもが小学生になることで、共働きの家庭は様々な問題にぶつかります。共働き夫婦を悩ませる「小1の壁」を乗り切るにはどうすれば良いのでしょうか?

1.「小1の壁」とは?

「小1の壁」とは、仕事が終わるまで子どもを預かってくれていた保育園を卒業し、小学校に通うようになることで、共働きの家庭に様々な問題が出てくることを指す言葉です。小学校は14~15時頃には授業が終了し、早い日は午前中に下校します。保育園のように長時間預かってはくれませんので、子どもが放課後をどう過ごすかについて悩む家庭が多いのです。

保育園では土・日にあった行事が、小学校では平日に行われることも多くなります。授業参観や面談、交代制の登下校見守り、PTA活動など、会社を休まなければいけない場面も増えてしまうのです。また会社によっては小学校入学までの期間しか時短勤務が出来ないケースもあり、仕事と子育ての両立が難しくなる時期です。

この「小1の壁」という言葉は、特に正社員で働く母親によって頻繁に使われますが、これは仕事に加えて育児の負担が母親に偏りがちなことも問題といわれます。「小1の壁」のせいで、長年正社員として働いてきた会社をやむを得ず退職したり、パート勤務に変わる方もいますが、やりきれない思いを抱えているケースも多く、共働きの夫婦はなんとか「小1の壁」を乗り切ろうと情報収集に駆け回ることになるのです。

2.学童保育を利用して「小1の壁」を乗り切れるか?

小学生が放課後を過ごす場所として、多くの共働き家庭が利用を検討するのが学童保育です。上手に利用することで仕事との両立がしやすくなるので、通える地域にある学童保育を早めに調べておきましょう。

3.学童保育って何?どうやって申し込む?

学童保育は、主に共働きの家庭の小学生が、授業が終わった後の時間を過ごすための施設です。共働きの家庭の多くが、放課後の過ごし方として学童保育を選択しています。

申し込みは、住んでいる地域などによって時期や提出書類が異なりますが、選考がある場合はおおよそ11月頃から受付、1~2月頃に選考結果が発表となります。選考基準は様々ですが、両親がフルタイムの正社員の場合は点数が高くなる可能性があるので、希望する学童保育に直接確認をしてみると良いでしょう。

4.自治体の学童保育と民間学童の違い

「学童保育」というと、小学校の敷地内や近くにあり、市町村や自治体で運営されている公立の学童を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。もちろん公立の学童保育は多数ありますが、最近では民間の会社が運営する学童も増えているのです。

自治体の学童保育は小学校から通いやすく、同じ小学校の友達が多いので安心感があります。利用料は、地域によって異なりますが、だいたい1万円以下となっています。

一方、民間学童は送迎があったり英語や勉強を教えてくれたり、それぞれ強みを持っていることが利点ですが、利用料は3~7万円と高めに設定されています。

5.学童保育に通わせるメリット

学童保育では保育園と違って宿題や勉強の時間を設定していることが多く、民間学童では分からないところを教えてくれたりもします。自宅で小学生の宿題を見るのは時間がかかりますが、友達と一斉に宿題をやることで効率よく終わらせて帰る子どもも多いようです。

また、わざわざ待ち合わせをして遊びに行かなくても、宿題が終わればすぐに友達と遊べるので、子どもにとっては楽しい場になるでしょう。近くに住む子どもと友達になりやすいというメリットもあります。

6.学童保育にはこんなデメリットも…

保育園は延長保育で夜遅くまで預けられるところもありますが、学童保育は運営時間が短く、遅くても18~19時くらいまでには迎えに行かなければいけません。

夏休みなどの長期休暇となるとさらに大変です。休暇期間中は朝から学童保育へ預けることになりますが、学童の開始時間は保育園よりも遅めで、8時頃からの地域も多いのです。、会社が遠いと通勤時間を調整したり、夏休み期間だけ時短勤務で乗り切る人もいるといいます。また休暇期間中は給食がないので、お弁当を持参しなければならないことも。給食からおやつまで至れり尽くせりの保育園に慣れた保護者にとっては、大きな負担となります。

加えて、学童の保護者会などが盛んだといっそう大変です。気になる点は入学前に確認をしておいた方が良いでしょう。

また、年々学童保育の需要は高まっているので、「学童の待機児童」も存在します。1年生で待機児童になることは稀ですが、3~4年生になると学童に入れなくなる可能性もあり、その対策も必要になってきます。

7.学童保育以外にも選択肢はある

小学生の放課後の過ごし方として学童保育を選ぶ方は多いですが、もし学童に入れなかった場合は他の選択肢もあります。あえて学童保育を選ばない人もいますので、その他の方法についても見ていきましょう。

習い事で放課後を埋める

たくさん習い事をさせたい場合は、学童ではなく毎日習い事に通わせる方法があります。塾やピアノ、水泳など、小学生ができる習い事はたくさんあるので、日替わりで通わせると楽しく放課後を過ごせるでしょう。ただし、それなりにお金はかかりますし、子どもが1人で習い事の場所まで移動できるくらいの近場に限られます。安全に自宅と行き来できるか、何度か子どもと一緒に歩いてみた方が良いでしょう。

祖父母や親戚に頼る

祖父母や親戚が近所に住んでいる人は、学童ではなく祖父母の家などに帰宅させる方法があります。子どもも嬉しいでしょうし、祖父母の家ならば安心して預けられますね。とはいえ、毎日だと祖父母の方が疲れてしまう可能性もありますので、協力してもらえるかどうかは祖父母の体調や都合に合わせて慎重に判断した方が良さそうです。

鍵っ子をさせる

子どもが留守番に慣れている場合は、鍵っ子をさせる方法もあります。親としてはいちばん楽ですが、勝手に遊びに行ってしまったり、宿題もせずテレビやゲームばかりにならないか、気が気ではないことも。しっかりと親との約束を守れるようになり、短時間の場合はできる可能性もある、という程度で考えた方が良いでしょう。部屋に見守りのカメラをつけて対策をする方もいます。

8.夫婦の協力や預かりシステムで「小1の壁」を乗り越えよう

学童保育や習い事などをうまく利用すれば、子どもは小学校の授業が終わったあとの時間を楽しく過ごせます。しかし、「小1の壁」は放課後の居場所だけではありません。学校行事やPTAなどで、保育園の時よりも会社を休まなければいけない場面が増えるので、それが負担だと感じる方も多いのです。夫婦の一方に負担が偏ってしまうと正社員の仕事を続けられなくなる可能性があるので、協力して休みを調整したり時短勤務の延長を交渉するなど、夫婦で助け合う気持ちを持つことが大切ですね。

高学年になれば子どもの方もしっかりしてくるので、小学校と仕事の両立について悩むのは、ほんの数年です。大切にしてきた仕事を続けるために、様々なシステムを利用したり人の手を借りたりして、なんとか乗り切りましょう!